第345号 一人は万人のために、万人は一人のために 平成30年3月1日号
発 行 人 理事長 入江 徹也 発行責任者 総務課長 横 井 悟
東京都中野区中央四丁目 59 番 1 6 号 ℡ 03-3382-1231㈹ 夜間受付 03-3382-9991
新渡戸記念中野総合病院ホームページ http://www.nakanosogo.or.jp E-mail:[email protected]
◆腎臓内科が7人体制に強化されます
新渡戸記念中野総合病院腎臓内科部長 野田 裕美
当科は長年にわたり日本腎臓学会研修施設および日本透析医学会認定施設として専門医 育成にも力を入れています。当科の主な診療内容をご紹介します。
① 蛋白尿・血尿、腎炎、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症など多彩な腎臓疾患、急性腎障 害、慢性腎臓病、さらに進行した慢性腎不全などにおいて腎不全進行阻止のための最新 の治療法を加えた多角的な強化療法を行っています。特に当科では腎生検を積極的に行
っており、正確な診断に基づき適切な治療を行っています。
② 腎不全患者様に対しては透析導入から通院維持透析、合併症による入院治療など途切れ ることのないトータルで継続した治療を行っています。
③ 血漿交換、血液吸着、持続血液浄化療法などの多様な血液浄化療法により重症患者様の 救命を行っています。
④ 透析用内シャントの狭窄に対して当科では血管内治療を積極的に行っています。
透析用内シャントの血管内治療について
透析用内シャントは狭窄を生じて透析が困難になることがあります。
当科ではエコー下にて経皮的シャント拡張術 (PTA)を積極的に行
っています。これによりシャントを長期間使用することが可能になりま
す。PTA は短時間に治療ができるため、シャントの作り直しに比べ、身
体面の負担も少ない手術です。1 泊 2 日で治療を行っておりますので、
体が不自由な方でも安心です。
また、大切なシャントを長期間使用するためには、狭窄の早期発見と
治療が有効です。当科では内シャントの評価を定期的にエコーで行って
います。透析時の穿刺困難、脱血不良などありましたらぜひご相談くだ
さい。
慢性腎臓病 (CKD)について
国内の成人の8人に1人は慢性腎臓病 (CKD)患者となっています。多くは自覚症状がなく本人が病気である ことを気がつかないうちに悪化してしまいます。腎臓病が進行すると心筋梗塞、脳卒中、がんなども発症しや すくなります。さらに腎臓の機能が廃絶すると、人工透析や腎臓移植が必要になります。慢性腎臓病は最近特
に注目されています。その理由は治療が可能になってきたことにあります。腎臓病が進行してしまっている場 合でも、治療が可能となってきていますので、簡単にあきらめずに専門医を受診されることをおすすめします。
さらに早期にみつけることができれば治療がきわめて有効で腎臓病の進行を抑えこむことが可能です。健康診 断などで検尿異常を指摘されたらまずは受診をおすすめします。
なお当科ではCKD治療教育入院も行っております。治療を行うだけでなく、入院中には充実した資料も
ご用意しております。
◆新渡戸記念中野総合病院
第
1 回
市民フォーラム
主催:東京医療生活協同組合 新渡戸記念中野総合病院 共催:医)緑の森 さくらクリニック
助成:公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団
この度、「在宅医療・看取りと地域医療」をテーマに、在宅医療・地域での支援・医療と医学 の発展に関わる分野で御活躍されている先生方をお呼びして講演会を開催致します。どうぞ、 奮ってご参加ください。
講演内容・講師
① 自宅療養を決めたら ~ケアマネージャーの立場から~ 中野区医師会ケアプランセンター 管理者 川崎 英子 ② 自宅でのお看取りの実際~訪問看護師の立場から~
中野区医師会訪問看護ステーション 管理者 遠藤 貴栄 ③ 訪問診療で何をするか
医療法人社団緑の森 さくらクリニック 院長 佐藤志津子 ④「看取り」も支える最後の砦:地域包括医療のなかで
新渡戸記念中野総合病院 神経内科兼脳卒中科部長 融 衆太 ⑤
おだやかな看取りを明日に活かすみち-御遺体から学ぶ-東京都医学総合研究所 脳病理形態研究室長 内原俊記
日 時:平成30年3月31日(土) 午後2時 ~ 4時(開場13時45分) 会 場:東京都生協連会館会議室3階会議室(中野区中央5-41-18)
定 員:100名(定員になり次第、申し込みを締め切らせていただきます) 申込先:地域医療連携室 TEL:03-3382-1231(内線211)
または総合受付④番窓口にて直接お申込みください
新渡戸記念中野総合病院腎臓内科・腎センター
日本腎臓学会専門医制度研修施設 日本透析医学会専門医制度認定施設
東京都区部災害時透析医療ネットワーク正会員施設 スタッフ
野田 裕美 Yumi Noda
腎臓内科部長、医学博士、東京医科歯科大学臨床教授 日本内科学会認定内科医、日本内科学会総合内科専門医 日本内科学会認定指導医、日本透析医学会透析専門医 日本透析医学会指導医、日本腎臓学会腎臓専門医 日本腎臓学会指導医、日本腎臓学会評議員
佐藤 恵子 Keiko Sato 腎臓内科主任医長、医学博士
日本内科学会認定内科医、日本内科学会総合内科専門医 日本内科学会認定指導医、日本透析医学会透析専門医 日本透析医学会指導医、日本腎臓学会腎臓専門医 日本腎臓学会指導医
佐藤 英彦 Hidehiko Sato
腎臓内科医長、東京医科歯科大学臨床准教授
日本内科学会認定内科医、日本内科学会総合内科専門医 日本内科学会認定指導医、日本透析医学会専門医 日本透析医学会指導医、日本腎臓学会専門医 インフェクションコントロールドクター(ICD)
萬代 新太郎 Shintaro Mandai(平成30年4月より赴任) 腎臓内科医長、医学博士
日本内科学会認定内科医、日本内科学会総合内科専門医 日本透析医学会専門医
日本腎臓学会専門医
野田 翔平 Shohei Noda 腎臓内科医員
篠遠 朋子 Tomko Shinoto(平成30年4月より赴任) 腎臓内科医員
中野クリニック所長
千田 佳子 Yoshiko Chida 医学博士
日本内科学会認定内科医
◆心臓カテーテル室が本格稼働しました
循環器内科 増村 麻由美
循環器内科では虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)、心不全、徐脈・頻脈性不整脈、大動脈解 離、肺塞栓症等に対する外来・入院治療に対応しております。
当院では、心臓カテーテル検査、心臓超音波検査、長時間心電図、トレッドミル運動負荷試 験、ペースメーカチェックおよび遠隔モニタリング等の各種
検査を行っており、検査結果に応じて必要な治療を提供いた します。高度先進医療が望ましい場合には適切な病院のご紹 介も随時行っております。
心臓疾患におきましては、検査から治療まで遅滞なく行う ことが重要です。当院では循環器内科医を中心として、他科 医師、検査技師、その他各種コメディカルと職種の垣根を超 えてハートチームとして機能することを目標としており、患
者様の日常生活の改善に向け尽力しております。 心臓カテーテル検査
3月の小児救急体制
新渡戸記念中野総合病院では、中野区並びに中野区医師会のご協力を得て、小児の初期(1次) 救急として「準夜間小児初期救急医療」を救急外来で実施しています。
一般診療所の診察時間が終わった後、お子さんが急病の際には、下記の夜間受付電話にご連 絡のうえご来院ください。15歳以下のお子さんを対象に、小児科医が診療を行います。※血 液検査、点滴等の処置、入院等を必要とする場合は他病院を紹介します。
3月1日から31日までの、準夜間小児初期救急医療体制は下記の通りです。なお、都合に より医師の変更もあり得ますので、ご了承ください。ご不明な点は、下記夜間受付にお問い合
せ願います。
3
月
準
夜
間
小
児
初
期
救
急
担
当
医
受付時間:毎日午後6時30分~午後9時45分 診療時間:毎日午後7時~午後10時
◆新渡戸記念を支える職場紹介
リハビリテーション室
リハビリテーション室技師長 栁澤 正也 当院リハビリテーション室は、昭和の時代からこの地域で
地域住民のための医療を提供してまいりました。当時は理 学療法科という小さな部屋から始まりましたが、時代の移
り変わりとともに徐々に拡大し、現在では、リハビリテー ション室として、理学療法士14名、作業療法士3名、言
語聴覚士1名、そして訪問リハビリテーション担当の理学 療法士4名で働いています。
病院として急性期医療を展開する中、また総合病院として多岐にわたる患者さんへ早期から
リハビリテーションを行っています。脳卒中、神経難病で身体に麻痺が生じた患者さん、高次 脳機能に障害が生じた患者さん、嚥下機能に障害を生じた患者さん、転倒などによる骨折やス
ポーツ障害、そして加齢にともなう変形性関節症に対する手術後の患者さんなどが対象で、昨 年の実績では入院患者さん1500人、外来患者さん500人の治療を行っています。
発症直後からリハビリテーションを行い自宅へ退院でき るように、医師・看護師・コメディカル・そして各療法士
が話し合いをして進めています。また、長期間のリハビリ テーションが必要な患者さんには、回復期リハビリテーシ
ョン病院などと連携をとりスムースな移行ができるように 努めています。そして、退院後における在宅での生活に不
安が残る患者さんへは、医師の処方のもと、実際の生活に
即した練習ができるように支援しています。
◆
新
渡
戸
の
言
葉
◆
新渡戸記念中野総合病院副院長 山根 道雄
普通、勇気と称する力には二種類ある。行くほうの
勇気、courage は華美でやり映えがある。一方、行わ
ずに堪えて堪忍袋の緒を締めること、fortitude は、
地味であり人目につかない。目の前にある名誉や利益
に目を向けず、本分を守ることが必要なときがある。
しかし勇気の量としては、華美で進取的な場合と比べ